LGBTと教育の今後について 〜教職大学院生の目線で考える〜
みなさま本日もお疲れ様です。
昨今、TwitterやYouTubeで”LGBT”や”同性愛”についての情報がありふれていますよね。
実は私はこのLGBTについても研究しておりまして、専門の一つとしています。
本日は、LGBTと教育との関わりについて私の知見の範囲内から語っていけたらと思います。
それでは本日も行ってみましょう!
目次
1 そもそもLGBTってなんなの?
LGBTとはそもそもなんなのか。
これは、性的マイノリティーの種類の頭文字をとったものです
L:レズビアン
G:ゲイ
といった形です。
こうした性的マイノリティーの方は、日本には7%ほどいることが統計データで明らかになっています。
学級換算で40人中1人か2人はいる計算になります。
学習障害の割合が5%ほどであると言われているため、どれほど高いものかがわかると思います。
これらの方々を支えるために、様々な試みがされています。
こちらはLGBTの方々の象徴としての旗です。
日本でもイベントなどで見ることが増えてきました。
こちらはアウェアネスリボン運動で用いられるレインボーバッチ(リボン)です。
ブルーリボンが拉致被害者の救済を象徴しているように、このリボンは性的マイノリティーを象徴しています。
これをつけている人はLGBTに理解を持っている人ということになりまして、私はこれをつけて活動しています。
2 LGBTと教育について
LGBTの割合がいかに高いかは先ほど言った通りです。では、これを教育で扱うことについてはどういう現状なのでしょうか。
例えば、学習指導要領の規定を見ますと、家庭科などで少しずつ取り上げられつつありますし、教科書にもコラムの程度で書かれていることもあります。
一方で、保健の指導要領では、思春期になると異性に興味を持ち始めるとの記載が今もなお消されていません。
少数者に対する配慮はまだまだされていないと言えるでしょう。
また、研究の段階では実戦事例が多く出されています。
以前こちらの記事で少しばかり紹介したので、お読みいただけると幸いです。
3 教職大学院生はこうみる!
ここからは私個人の意見を書いていきたいと思います。
私個人としては、ジェンダー平等が優先されることは仕方ないと考えています。
ここでいうところのジェンダー平等とは、男女平等のことです。
どうしても日本は民主的に進んでいますから、大多数の負担から先に軽減していかなくてはなりません。
そういう意味ではまずは男女平等がある程度確約されてから、少数者の性的な問題に着手できるのではないでしょうか。
とはいえ、憲法の解釈次第で同性婚が実現できることや、各自治体が条例でパートナーシップ協定を作成できることを考えれば、
決して分離して考えずに同時進行で行うことも可能なのかもしれません。
意識としてはなかなか進まないかもしれませんが、多くの方が知識を蓄えていけばジェンダーと同様に少しずつ変革をもたらすことができるかもしれません。
私は教育者ですので、この知識の蓄えには貢献できるかもしれません。
性教育というと下ネタ扱いされてしまうかもしれませんが、自分の人権を守ったり、安全を守ったり。
あるいは自分の大切なひとを守ったりできる大切な教育です。
教育者の皆様には、ぜひ躊躇せずに性教育を行っていただきたいですし、その中でLGBTの正しい知識を伝達していただきたいと思います。
それでは本日はここまでにします。
本日もお疲れ様でした!