飲食店で利き腕を負傷した大学院生の嘆き
この夏、学びの最大のチャンスに腕を負傷した大学院生がいた。
文章のタイピングがうまくできず(今も)、
レポートの提出も怪しい状態(ならこんなことやってるなよ)。
そんな私の嘆きを今日は聞いていってくださいな。
目次
1 プロローグ〜始まりと終わり〜
ある日、いつものように小学校でのボランティアへといった帰りにふと知り合い2人と遭遇したため、居酒屋に立ち寄った。
大学生御用達のとても安い居酒屋で、味も大変美味しい。
二杯ほどビールを飲んだだろうか、お酒の利尿作用には勝てないもので例に漏れず、漏らさないようにトイレに席を立った。
するとあろうことか通路に水溜りができていたのである。
当時の私はそんなことには気づかず、後ろ向きに転倒、そのまま右手を逆手につき、明らかな痛みを感じた。
そのままトイレに入るも、腕が上がらない。これは骨折だ。
そう感じた私は知り合いに声をかけ、お金を置いてお店を後にした。
2 世紀の大誤診 〜骨折なのに打撲?〜
さて近くの交番から夜間病棟を知った私は、タクシーを走らせ、病院までなんとかたどり着いた。
とても痛く、ヒューヒュー言いながらも受付をすませ、待った。
ほとんど記憶はないが、気がついたら点滴を打っていた。
3時間ほど経っただろうか。整形外科を名乗る医者から、「多分打撲でしょう」と告げられた。
とても安心したのを覚えている。打撲なら特に大きな治療をしなくても治るだろう。
そう思い、高いタクシー代を払って家路に着いたのである。頓服薬も効かない痛い夜だった。
次の日、朝イチで近くの紹介状を受けた大きな病院をたずね、レントゲンなどの診察を受けた。
何が辛かったって、レントゲンを撮る際に無理やり腕を伸ばしたり捻ったりされたことだ。
気絶しそうな痛みが押し寄せてきた。あの医者は間違いなくドSだろう。
診断は右尺骨鉤状突起骨折。
骨折だった。
昨晩の打撲とは一体なんだったのだろうか。
一気に冷や汗が流れた。骨折だととても回復までに時間がかかってしまう。
事実、二ヶ月はギプスだろうと診断を受け、絶望に浸ってしまった。
とにかく誤診は誤診だ。
怒りが押し寄せてきたが、とにかく治療に専念しようと誓い、病院での治療を受け始めるのであった。
3 次回予告
病院での骨折の診察を受けた教職大学院生M。
こうなったら何がなんでも早く治して学校に復帰してやる。
え、ちょっと待って。そんなに高い治療具なんて払えないんですけど。
僕の補助金がなんで〜〜〜〜〜〜〜
次回、「金のかかる日々、口座が一つ溶けました」
お楽しみに!