分散登校、オンライン授業... 職員室の先生の本音【通常登校に反対する立場としての意見】
1 このまま学校が始まってもいいのだろうか
多くの自治体で緊急事態宣言が発令され、学校現場も慌しくなってきました。
ついに来週から学校が始まるという自治体も多いのではないのでしょうか。
この記事を読んでいる学校近辺にお住まいの方、現役の先生、(もしかしたら学生の方もいらっしゃるかもしれません)皆さんは、
このまま学校が始まっても問題ないと思いますか?
様々な考え方があると思います。
子どもの学びを考えたら学校に来て学ぶに越したことはありません。
しかし、私は学校に来て授業をすることには反対の立場です。
なぜそう思うのかについて今回は書いていきたいと思います。
是非読んでいってください。
2 なぜ私が通常登校に反対するのか
(1) みんながみんな自粛しているわけじゃない
今回、緊急事態宣言下での学校再開です。本来であれば宣言が出ている自治体に住んでいる人は自粛をしているはずです。
しかし、現状、自粛をしている人ばかりだとは到底思えません。
野球があれば密になって観戦し、大型ショッピングモールには買い物に行く人々は非常に多いのが現状です。(筆者の主観もありますが。)
そんな状態で学校が再開した場合、
しっかり自粛した人と、そうでない人が混在することになります。
これは本当に正直ものが馬鹿を見ると思いませんか?
特に学校なんて30人以上の人々が一つの教室に入って平気で話すし、マスクは外す環境です。
それでいて教員に責任がのしかかるなんて考えられますか?すごく理不尽だと思います。
(2) 教員の負担感が物凄いことになる
前述の内容と若干重複しますが、
もし学級に所属する児童の家族がコロナに感染したとしましょう。
すると、
・どんな授業をしていたか
・マスクはしていたか
・誰と話していたか
・給食はどう食べていたか
・対策はしていたか etc........
物凄い量の質問責めにあいます。
家族でですよ???
本人が感染していなくてもこれです。
ただでさえ忙しい教師が、いちいちこれに答えていたら仕事になりません。
もちろん消毒の作業も入りますし、他の先生方にも迷惑をかけます。
これでも再開すべきなのでしょうか。
(3) 先生だって命の危険がある
先生の年齢も様々です。
若い先生もいる一方で、もちろん定年間際の先生もいます。
コロナウイルスは、高齢の方に感染すると重症化しやすいことは自明です。
そんな状態なのに学校でもし感染してしまったら、とにかく命が危ないです。
既にワクチンを打っていたとしても、一度感染してしまったら危険に犯されることは当たり前のことです。
もちろん子どものために命を張るべきだという意見はわかりますが、他の方法もある中で、わざわざ危険な方法を選ぶ理由はあるのでしょうか。
(4) クラスターを起こす可能性もある
もし先生がコロナウイルスを持ってしまっていた場合、
そこから子どもたちに広げてしまうでしょう。
それだけでなく、教師が子どもからウイルスをもらい、そこから学校全体に広げてしまうこともあるでしょう。
それほどに学校は閉鎖的で密なのです。
そうなればもちろんクラスターになるでしょう。
その可能性は非常に高いのです。
それでも登校すべきでしょうか。
3 分散登校やオンライン授業の勧め
以上書いてきたように、とにかくまずは分散登校やオンライン授業を進めるべきです。
これは子どもを守るだけでなく、先生を守ことにもつながります。
それに、そもそも登校しないで勉強することは可能なのです。
そのためにICT機器も整備されています。
今こそ声を上げてなんとか命を守りましょう。
是非感想やご意見をよろしくお願いします。
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