〜意外と休める!?〜 小学校教員の夏休み事情
1 小学校教員は普段休めるの?
小学校教員は休めるのか。
そんな疑問を持つ方も多いかもしれません。
率直にいって、教員は、休みたいときには休めません。
有給はいただいていますが、平日に使って休もうだなんて考える人はまずいません。
というのも、授業を進めることで精一杯で、休んだ時のリカバーはそれはもう大変だからです。
なので、有給は基本的には長期休みに使うことになります。
そこで、一番時期が近い夏休みについて書いていきたいと思います。
気になる方は最後までご覧ください。
2 教員の夏休み〜どんな種類があるの?〜
夏休み。子どもたちは基本的には学校に来ませんし、保護者も来ません。
ですから、静かな学校で勤務することになります。
さて、教員はどのような休み方ができるのでしょうか。
種類別に書いていきたいと思います。
(1) 夏季休暇
まずは夏季休暇です。いわゆる一般的な夏休みです。
いただける日にちは自治体によっても異なると思いますが、少なくとも5日程度はもらえるものとなっています。
この夏季休暇は、基本的には自由に設定できるため、多くの場合は連続した休みとして利用することが多いようです。
(2) 有給休暇
もちろん有給休暇もあります。
年間に持っていても普段は使えませんから、夏休みの期間に利用する人も多いようです。
この有給休暇は、1日単位ではなく、時間単位で利用ができます。
例えば、半日は勤務して、午後からは休むという形で利用することができるので、普段から朝が早い学校の先生は、
普段の生活リズムのまま学校に来て午後からはゆっくりするなんてことができるわけです。
もちろん1年間で使える日にちは決まっていますので、使い過ぎには注意です。
(3) 社会文化活動等で利用できる特別休暇
次に、特別な休暇についてです。
例えば結婚式や子どもの入学式、参観会など、文化的な活動があるときに使える休みが教員にはあります。
この休みは、図書館や美術館に行くという名目でも使うことができます。
そのため、一見ある程度経験を積んだ教員が利用できる休みなのかと思いがちですが、若手の教員も十分利用価値がある休みになっています。
ちなみに私は二日間いただいているため、1日は図書館に行く形で夏休みに消化しようと思っています。
3 学校には誰もいなくなるの?
さて、ここまで教員の休みについて書いてきましたが、
教員が休むということは、学校には誰も来なくなるということでしょうか。
実はそんなことはありません。
学校には日直というシステムがあり、先生が交代で学校で勤務する制度があります。
そのため、学校に電話が来ればもちろん出ますし、来訪者があれば対応もします。
戸締りなどの確認も行えば、勤務しにきた教員の管理なども行うのです。
ですから、結局は日直の日だけは強制的に勤務ということになります。
一応日直を変わってもらうことはできますが、若手だと頼みづらいですよね笑
その他、日直自体がなくなる日も存在します。そんな日は学校に連絡があっても対応はしませんし、むしろ対応ができません。
その場合は教育委員会等が対応をすることになります。
4 現役小学校講師の私の場合は?
私の場合のモデルケースをすこーしだけ紹介しておきます。
もちろん若干脚色を加えていることはご容赦ください。
私は、今年講師1年目で、有給は10日、夏季休暇は5日いただいています。
夏休み期間は35日程度で、土日を抜いた実労動稼働日は25日ほどです。
その期間で私が学校に行く日は、13日です。
25日中13日は学校に行くという形です。
これが多いと思うか少ないと思うかはみなさん次第だと思います。
是非ご意見をください。
5 最後に
ということでいかがだったでしょうか。
教員は普段あんまり休めない分、夏休み期間にはガッツリ休めると言えます。
もちろん中学校や高校ではもっと忙しいと思いますので、あくまで小学校での話です。
大変な仕事ではありますが、ちゃんとリフレッシュもできるので、
好きな人にとっては全然ブラックではないのかもしれませんね。
ということで本日は以上となります。
是非読者登録、ご意見ご感想等いただけたら嬉しく思います。
また次の記事でお会いしましょう。
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