現役小学校教諭の日常

現役小学校教諭の「M」が、実際の講師生活について書いていきます。

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〜意外と休める!?〜 小学校教員の夏休み事情 

 

 

 

1 小学校教員は普段休めるの?

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小学校教員は休めるのか。

 

 

そんな疑問を持つ方も多いかもしれません。

 

 

率直にいって、教員は、休みたいときには休めません。

 

 

有給はいただいていますが、平日に使って休もうだなんて考える人はまずいません。

 

 

というのも、授業を進めることで精一杯で、休んだ時のリカバーはそれはもう大変だからです。

 

 

なので、有給は基本的には長期休みに使うことになります。

 

 

そこで、一番時期が近い夏休みについて書いていきたいと思います。

 

 

気になる方は最後までご覧ください。

 

 

 

 

 

2 教員の夏休み〜どんな種類があるの?〜

 

 

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夏休み。子どもたちは基本的には学校に来ませんし、保護者も来ません。

 

 

ですから、静かな学校で勤務することになります。

 

 

さて、教員はどのような休み方ができるのでしょうか。

 

 

種類別に書いていきたいと思います。

 

 

 

(1) 夏季休暇

 

 

まずは夏季休暇です。いわゆる一般的な夏休みです。

 

 

いただける日にちは自治体によっても異なると思いますが、少なくとも5日程度はもらえるものとなっています。

 

 

この夏季休暇は、基本的には自由に設定できるため、多くの場合は連続した休みとして利用することが多いようです。

 

 

 

(2) 有給休暇

 

 

もちろん有給休暇もあります。

 

 

年間に持っていても普段は使えませんから、夏休みの期間に利用する人も多いようです。

 

 

この有給休暇は、1日単位ではなく、時間単位で利用ができます。

 

 

例えば、半日は勤務して、午後からは休むという形で利用することができるので、普段から朝が早い学校の先生は、

普段の生活リズムのまま学校に来て午後からはゆっくりするなんてことができるわけです。

 

 

もちろん1年間で使える日にちは決まっていますので、使い過ぎには注意です。

 

 

 

(3) 社会文化活動等で利用できる特別休暇

 

 

次に、特別な休暇についてです。

 

 

例えば結婚式や子どもの入学式、参観会など、文化的な活動があるときに使える休みが教員にはあります。

 

 

この休みは、図書館や美術館に行くという名目でも使うことができます。

 

 

そのため、一見ある程度経験を積んだ教員が利用できる休みなのかと思いがちですが、若手の教員も十分利用価値がある休みになっています。

 

 

ちなみに私は二日間いただいているため、1日は図書館に行く形で夏休みに消化しようと思っています。

 

 

 

 

 

3 学校には誰もいなくなるの?

 

 

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さて、ここまで教員の休みについて書いてきましたが、

 

 

教員が休むということは、学校には誰も来なくなるということでしょうか。

 

 

実はそんなことはありません。

 

 

学校には日直というシステムがあり、先生が交代で学校で勤務する制度があります。

 

 

そのため、学校に電話が来ればもちろん出ますし、来訪者があれば対応もします。

 

 

戸締りなどの確認も行えば、勤務しにきた教員の管理なども行うのです。

 

 

ですから、結局は日直の日だけは強制的に勤務ということになります。

 

 

一応日直を変わってもらうことはできますが、若手だと頼みづらいですよね笑

 

 

その他、日直自体がなくなる日も存在します。そんな日は学校に連絡があっても対応はしませんし、むしろ対応ができません。

 

 

その場合は教育委員会等が対応をすることになります。

 

 

 

 

 

4 現役小学校講師の私の場合は?

 

 

私の場合のモデルケースをすこーしだけ紹介しておきます。

 

 

もちろん若干脚色を加えていることはご容赦ください。

 

 

私は、今年講師1年目で、有給は10日、夏季休暇は5日いただいています。

 

 

夏休み期間は35日程度で、土日を抜いた実労動稼働日は25日ほどです。

 

 

その期間で私が学校に行く日は、13日です。

 

 

25日中13日は学校に行くという形です。

 

 

これが多いと思うか少ないと思うかはみなさん次第だと思います。

 

 

是非ご意見をください。

 

 

 

 

5 最後に

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ということでいかがだったでしょうか。

 

 

教員は普段あんまり休めない分、夏休み期間にはガッツリ休めると言えます。

 

 

もちろん中学校や高校ではもっと忙しいと思いますので、あくまで小学校での話です。

 

 

大変な仕事ではありますが、ちゃんとリフレッシュもできるので、

 

 

好きな人にとっては全然ブラックではないのかもしれませんね。

 

 

ということで本日は以上となります。

 

 

是非読者登録、ご意見ご感想等いただけたら嬉しく思います。

 

 

また次の記事でお会いしましょう。

 

 

過去記事↓

 

 

1996418tm.hatenablog.com

 

 

1996418tm.hatenablog.com

 

【速報】ハプニング!? 2021年の東京都教員採用試験がまさかの時間変更。焦る受験生たち

 

 

 

 

 

 

1 試験時間が変更された

 

 

東京都の教員採用試験当日を迎えた今日、当日の試験時間中に急遽試験時間を変更するというアナウンスが流れました。

 

 

東京都は教職教養、専門教科の教養、そして論述試験が求められますが、

 

 

専門教科の教養が30分遅れてのスタートとなりました。

 

 

その結果、論述試験の時間が30分遅れて終わることにはなりました。

 

 

これにより、16:10に試験が終わることになり、地方から来た受験者は辟易としたとのことでした。

 

 

 

 

 

2 時間変更の理由について

 

 

この記事執筆時点では、時間変更の理由については明らかにされていません。

 

 

しかし、伝聞によると、試験開始直後に試験監督により中断の旨が発せられ、そのまま時間が30分遅れたとのことです。

 

 

複数の受験者が試験続行が厳しい旨を伝えたとのことですが、それ以上のことはわかりません。

 

 

 

 

 

3 この件に対する東京都の対応は?

 

 

今回の急な変更を受けて、東京都は、対応を明らかにしてはいません。

 

 

これも伝聞にはなりますが、途中退室や別日での受験を提案した受験生もいたとのことですが、それは不可との回答が降りたそうです。

 

 

また、これにより途中での帰宅を選択したとしてもそれ以前の試験の結果がなくなるわけではなく、論述試験飲み0点として換算されるとのことです。

 

 

受験者の多くは会場で談笑していたそうですが、地方から来たものの数人ほどの帰宅の途を目撃したとの情報もあります。

 

 

 

 

 

4 東京都は受験者を大切に考えているのか

 

 

今回のことを受け、私は、東京都が教員採用試験受験者を大切な人材として見ているか否かが気になりました。

 

 

そこで、少し検証をしてみたいと思います。

 

 

(1) コロナ対策は万全か。

 

 

結論から言って、コロナ対策はあまりしていないと言えます。

 

 

この写真をご覧ください。

 

 

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東京都教員採用試験会場の様子

 

 

 

こちらは、筆者が提供を受けた、教員採用試験の会場の様子です。

 

 

長蛇の列ができているのと同時に、かなりの人数が集まっていることがわかります。

 

 

一応アルコールなどは置いてあったとのことですが、それだけでは対策にはなり得ません。

 

 

会場を分散させたからと言って、これほどまでに多くの人数を鮨詰めにしてしまえば密と言わざるを得ないでしょう。

 

 

(2) 情報開示は行っているか

 

 

東京都は、教員採用試験の結果の開示をあまり詳しく行っていません。

 

 

他の自治体は教員採用試験の結果を、数値やアルファベットで開示しており、自分がどのような位置であったのかもわかりやすく伝えてくれます。

 

 

しかし、東京都は開示請求を行っても詳しい内容が返ってこないと言います。

 

 

そのため、多くの受験者は開示を行いません。

 

 

積極的な開示を行わないというのは特徴でもあり、あまり真摯な姿勢と言えないでしょう。

 

 

 

 

 

5 今回の事態を受けて

 

 

今後時間が経つにつれて東京都から情報が発信されて、時間が変更されたことへの反応があるでしょう。

 

 

しかし、多くの受験者はこれに戸惑ったはずですし、このことで合否に影響が出てしまうのはあまりにもお粗末な対応と言わざるを得ません。

 

 

今回の事態を受けてしっかりと対策を練り、今後の運営を見直していく必要があるのではないでしょうか。

 

 

ただでさえ合格倍率が低く、離職率も高いこの業界に、少しでも明るい兆しが出てくることを切に願っています。

 

 

 

東京都の教員採用試験目前! 今からやるべきことと、一次の合格法

 

 

 

 

 

 

1 東京都の教員採用試験はどんな方式?

 

東京都の教員採用試験は一次と二次に分かれており、

 

 

一次試験は教科専門、教職教養、小論文が。

 

 

二次試験は集団面接と個人面接がそれぞれあります。

 

 

特に一次試験については、会場が多いのと、受験者が多いのが特徴で、物凄い数の受験生が試験に臨みます。

 

 

そのため、一つの会場に入る受験生もとてつもない数です。

 

 

昨今のコロナ禍でもそれは変わりません。感染対策はしっかりしていかないと自分が後悔することになりかねないので注意しましょう。

 

 

試験自体は10時ごろから始まるのですが、他の自治体に比べて、試験の時間が長いのが特徴です。

 

 

全日程が終わるのが大体4時ごろになります。これはかなり特殊で、多くの自治体は始まりの時間が早く、午前中には終わるのに対して特徴的であると言えるでしょう。

 

 

 

 

 

2 ぶっちゃけ今からでも合格は間に合う?

 

 

はいもうぶっちゃけちゃおうと思いますが、

 

 

今からでも一次は合格できます。

 

 

というのも、一次試験は9割の人が受かります。

 

 

ある程度教育をかじっていれば落ちることはまずありません。

 

 

しかもマークシート形式なため、しっかりマークをしていればまず合格できます。

 

 

やっぱ諦めようかな。。。という人も、二次で頑張ればいいだけなので、一次はまず問題ありません。

 

 

その場に居さえすればいいので、とにかく会場までいきましょう。

 

 

いくことが大切です。

 

 

 

 

 

3 待ち時間の過ごし方は?

 

 

待ち時間が長いのも東京都の採用試験の特徴です。

 

 

センター試験かよ」

 

 

と突っ込んだ人も多いはずです。

 

 

昼休みは1時間半ありますし、教科専門と教職教養の間も30分の間があります。

 

 

正直長すぎますね。

 

 

でもこの間、割と自由なんです。

 

 

携帯をいじっていたり、周りの人と話していたり、本を読んでいたり。

 

 

緊張が高まるだけの嫌な時間ですので自由にリラックスして過ごしましょう。

 

 

 

 

 

4 最後にアドバイス

 

 

先ほども書いたように、とにかく会場に行くことが大切です。

 

 

特に今回はコロナの関係もあり、会場に来ない選択を選ぶ人も多いでしょう。

 

 

実際に出ている倍率は3.1倍ですが、

 

 

https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/press/press_release/2021/files/release20210615_01/03oubojyoukyou.pdf

 

 

おそらく実質としてはもっと低くなるはずです。

 

 

諦めずに取り組めばきっと結果が出るはずです。

 

 

皆様の善処を心から期待しています。

 

 

頑張ってください。

非常勤講師ってこんな感じ〜実際に1ヶ月働いてみて感じたこと〜

 

 

 

1 非常勤講師とは

 

そもそも非常勤講師とはなんなのでしょうか。

 

 

基本的には、

 

 

週のうち何日間かだけ学校に行き、授業の数に応じて報酬を得る形で雇われた、公務員

 

 

と言ったイメージです。

 

 

毎日学校に行くわけではありません。それだといわゆる常勤講師という形になります。

 

 

私の場合は週3日間ほど行き、5時間分の授業を行う形でした。

 

 

働いた分だけ給料が出るというのはアルバイトに近いかと思います。

 

 

 

 

 

2 非常勤講師はどれぐらいもらえるの?

 

 

実は非常勤講師は時給換算で3000円近くももらえます。

 

 

実際はもう少し少ないですが、それでも大金ですよね。

 

 

一日5時間授業をすれば額面上は1万5千円です。

 

 

 

 

 

3 仕事はどんな感じ?

 

 

仕事については人によって変わってくると思われます。

 

 

学校の教員の仕事は、授業を行うだけではありません。

 

 

保護者対応

各種分掌

朝と帰りの指導

給食指導

掃除指導…

 

 

 

あげたらキリがありません。

 

 

非常勤講師では、それらの授業以外の仕事にお金は出ません

 

 

ですから、基本的には授業だけをやるのが非常勤講師の役割です。

 

 

しかし、中には朝の会から帰りの会まで学級にいたり、給食を児童と一緒に食べたりする講師もいます。

 

 

それはもはや担任ですよね笑

 

 

しかし、それだけやっても給料は限られています。

 

 

少し世知辛いですよね。

 

 

 

 

 

4 どうやったら非常勤講師になれるの?

 

 

非常勤講師になりたい自治体の教育委員会に電話をし、非常勤講師をしたい旨を伝えると、講師に登録してもらえます。

 

 

そこからは、なんらかの理由で教員が足りなくなったり、年度はじめに教員が足りなかったりした際に非常勤講師として雇ってもらえます。

 

 

例えば産休や怪我、退職など様々な理由で教員に穴が開くことがあるので、割といつでもお声がかかるのです。

 

 

あとは学校が決まり、正式に書類をだし、と続きますが、一旦声がかかればあとは芋づる式で進むので問題はないでしょう。

 

 

しかし、戸籍抄本レントゲン写真なども必要とされる場合がありますので、それらを仕入れるのだけは頑張らなければなりません。

 

 

 

 

 

5 ぶっちゃけ大変なの?

 

 

正直大変ではありません。

 

 

授業が終われば帰れますので、定時が他の教員と異なります。

 

 

終われば帰れるという形です。

 

 

しかも今は働き方改革の影響で早く帰れという風潮もありますので、非常勤講師は優先的に早く帰れたりします。

 

 

また、ノートなどを見る時間も必要になってきますが、非常勤講師の大多数は空き時間がありますので、それらもそこまで負担にはなりません。

 

 

むしろ本採用教員になったときにそれらの経験が生きてくるのです。

 

 

自分は大学院生として非常勤講師をしていますが、この経験は絶対に来年から生きてくると思います。

 

 

確かに朝早く起きるのは大変ですが、それ以上に収穫がありますので、これからも楽しんで行きたいと思います。

 

 

 

 

 

もし質問等があれば問い合わせフォームの方にご連絡ください。

 

 

わかる範囲でお答えさせていただきます。

 

 

たくさんの閲覧とコメント、問い合わせをお待ちしています。

僕が教職大学院で不登校になったけど案外楽だったという話

私は教職大学院に通う2年生、いわゆるM2(ストレートマスター2年)です。

 

 

ふとしたことがきっかけで不登校になりました。

 

 

学校にいくのはゼミや提出の必要があるときだけ。

 

 

基本的に必要となる荷物は払い下げて、今はほとんど使わないような荷物(アンケートの結果の紙なんてのは重くて処分に困る)だけがロッカーに眠っている。

 

 

本当はこんなはずではなかったのだ。しっかりと講義は登録してあり、途中まで受けていたのだが、後期の途中になってやっぱりダメだということで不登校の道を選んだ。

 

 

悲劇のヒロインになるつもりはないが、正直そんな自分に酔っていたのかもしれない。

 

 

この選択は案外気持ち的に楽で今はのびのびとできている。

 

 

そんな私の話を聞いていってください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1 なぜ不登校になったのか

 

 

私は教職大学院に通う学生だ。

 

 

もちろん学校の先生になるために日々勉強をしている。

 

 

「教師とはこうあるべきだ」という考え方が嫌いで、自分を成長させるために入学したのだが、どうしても様々な「教師論」に触れるたびに嫌気がさしてしまう。

 

 

こんなことをいっているものだからもちろん教員採用試験に受かるはずもなく、2年目、回数にして4回目と5回目の試験がやってきたのだ。

 

 

4回目の試験は普通にテストと面接があり、テストは解けるのだが、面接で難ありという自分の特徴通りに見事に落ちた。

 

 

これは仕方のないことなのでそんなに落ち込んでいるわけでもないのだ。

 

 

問題は5回目の試験だった。

 

 

この試験はいわゆる推薦というやつで、筆記のテストを免除された。

 

 

嬉しかった。推薦をもらって落ちるなんてことはそうないからだ。

 

 

自治体と大学との関係もあるし、何より教授が自分をよく描いてくれることは命名白白だから、もはやその自治体にいくつもりで多くの準備を重ねていた。

 

 

立地や治安、物価や交通手段などあらゆることを勉強し、自治体が掲げる教育理念についても熟知して面接に臨んだ。

 

 

もちろん今年はコロナの影響もあったのでいくことに否定的な人々もいたが、背に腹は変えられない。意気揚々と面接に臨んだのだった。

 

 

これについては以前少し詳しく描いた記事があるのでそちらも参照していただきたい。

 

 

1996418tm.hatenablog.com

 

 

 

結果は不合格。

 

 

 

 

 

 

 

 

それから何も信じられなくなった私は二週間の放浪の旅に出たのだった。

 

 

 

 

 

2 二週間の放浪と回復の旅へ

 

 

大学院も大学である。3回までは休んでも単位に影響はない。

 

 

そこで私は精神的に病んでしまったことを理由にすべての授業とゼミをストップし、二週間遊び呆けることにした。

 

 

この二週間で酒は呑みあさり、旅にも出た。

 

 

本当に廃人のような日々を過ごすことになった。

 

 

なんでここまで病んでしまったのか、今考えれば、

 

 

自分以外の院生がすべて合格を手にしていたこと、そして優秀な人々に囲まれていることが自分の惨めさを助長してしまうことが原因だったのだろう。

 

 

そうした落ち込んだ気持ちをなんとか打開すべく私は日々をフロウ人のように朝まで飲んで騒いで過ごしたのだった。

 

 

 

 

 

3 選択。そのまま不登校の道へ。

 

 

二週間が終わり、そのまま実習が始まった。

 

 

三週間にわたる集中的な小学校での実習で、自分がそこにいていいのかと本気で悩んでしまった。

 

つまり、自分の否定、軽い鬱になってしまったのだ。

 

 

子どもの前では元気でいなければならない。

 

 

しかし1人になると元気にはなれない、しかも朝が早いから寝れない。

 

 

こんな日々が長く続くと人間はよりダメになるわけで、もう立ち直ることなんてできなかった。

 

 

 

 

 

私は実習を終えた後、不登校になる決断をした。

 

 

ただし、不登校になったとはいえ、何もせずに過ごすのは癪に障る。

 

 

そこである決断をして不登校になった。そのおかげで私は元気を取り戻すことになる。

 

 

 

 

 

4 お金をもらう先生へと転身

 

 

私がした決断、それは講師になることだった。

 

 

つまり、お金をもらって教育をする人になることだ。

 

 

今まで、合格という評価、そして金銭面での評価など、あらゆる評価を受けずにきてしまった。それが自分をダメにしていたのだと気づいた。

 

 

言葉で「助かってるよ」「ありがとう」と言われても社会で生きていくことはできない。

 

 

ボランティアで生きていくことはできないのだ。

 

 

そういった意味で社会的な評価を受けることを目標に考えたところ、

 

 

自分には「資格」があった。

 

 

教員免許だ。

 

 

これを生かさないわけにはいかない。

 

 

そこで現在、講師として働きながら自尊心の向上に努めている。

 

 

少しずつ元気にもなってきた。

 

 

これが今の私である。

 

 

最後に感情的なことを書いて終わりたいと思う。

 

 

 

 

 

5 環境がダメなら変えればいいという救いの言葉

 

 

私にとってダメだったのは環境だった。

 

 

今でも大学院に身を置いたのは半分ハズレだったと思っている。

 

 

この環境は私にはあっていなかったのだ。少なくとも優秀な教員がいるこの場は私には適していなかった。

 

 

だから「環境を変えた」。

 

 

実際の現場で、本気で子供と向き合っている生の先生の姿を見ることができたのは救いだった。

 

 

いくら大学院に来ている優秀な先生とはいっても大学院では子供に接する姿を見ることはできない。

 

 

自分に必要だったのは「子供と接する大人の姿を見ること」だったのだと環境を変えたことで気づかされた。

 

 

これはどの分野でも同じで、向いていなければ環境を変えればいい。

 

 

そのためには不登校になっても構いはしない。

 

 

ただし自分が何ができる人で、何だったら立ち直れるかをしっかりと見つめ直すことが大切だ。

 

 

この文章も、修士論文の提出にきた大学院の、人がこない部屋で執筆している。まだ大学院の人々とまともに会話をすることはできないが、いずれ、少しでも分かり合える日が来れば嬉しく思う。

 

 

さてこの後修士論文を提出して、また明日から子どものために授業をしていきたいと思う。

 

 

それではみなさま。各が持てる力を、適した場所で発揮できるように頑張りましょう。

 

 

 

埼玉県の教員採用試験2次の結果が出たのでレビューしてみた

ご無沙汰しております。

 

先日埼玉県の教員採用試験の結果が公開されました。

 

 

私も受験したのですが、結果は不合格でした。大変に残念です。

 

 

せっかくなので具体的にどのように評価されているのかを結果通知をもとに見ていきたいと思います。

 

 

今後受ける方は参考にしていただけたらと思います。

 

 

ではいきましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1 試験の内容は?

 

 

まず試験の内容は三つの内容からなります。

 

 

・個人面接

・論文試験

・集団面接

 

 

です。

 

 

ちなみに私はそのうち二つで半分を下回る点数でした。

 

 

一つ一つ見ていきましょう。

 

 

(1) 埼玉県の個人面接

 

まずは個人面接です。

 

 

はじめに場面指導を演じるフェーズがあり、そのあと2人の面接官から質問をされる形です。

 

 

場面指導については、3分間耐え切るというのが基本のようです。

 

 

その後の質問については、面接官に役割があるようです。

 

 

1人は圧迫を演じ、もう1人は目を合わせながら対応してくれる面接官です。

 

 

もちろん人によって対応を変えているのかもしれないので一概には言えませんが、私の場合はあからさまな圧迫面接でした。

 

 

また、部屋の外から声が漏れ聞こえるのも特徴の一つです。

 

 

前の受験者の評価が多少聞こえてくるのです。

 

 

これはわざとそうすることで後の受験者へのプレッシャーを与えているのだと思います。

 

 

実際とても緊張したので効果的なのでしょう。

 

 

 

(2) 埼玉県の論文試験

 

論文試験はいわゆる小論文を求められます。

 

 

5行程度の問題に対して800字〜1200字程度の回答を求められます。

 

 

基本ができていれば点数が取れると聞いていたので、基本を抑える練習をしていましたが、2割程度の点数しかとることができませんでした。

 

 

評価基準について公表していないので、どのように採点しているのかわかりませんが、私の文章が余程不適合だと判断されたのでしょう。

 

 

他の試験に比べて配点が少ないので、ここに重きをおいて対策する必要はなさそうです。

 

 

 

(3) 埼玉県の集団討論

 

集団討論は8人1組での討論です。1人×5分の時間を与えられてお題に対してまとめていくことが求められます。

 

 

私はタイムキーパーを担当し、かつ場を和ませることに終始し、笑顔を導き出したのですが、半分も点数がもらえませんでした。

 

 

ここから、真面目な人材を求めているのが見て取れます。

 

 

楽しくお話をしようという態度は低評価につながりますので、きっと埼玉県の職員室は笑顔が一つもない環境なのでしょう。

 

 

そう言ったことが垣間見えるのも教員採用試験のいいところです!

 

 

 

 

2 総合評価について

 

 

総合評価は2Aから2Eまでの5段階で評価がされます。

 

 

自分はもちろん一番下の2Eです。

 

 

全得点を足すと240点満点で、私はその半分にも達していないため、それも納得です。

 

 

 

 

 

3 教職大学院生の所見

 

 

今回の結果は非常に残念なものです。

 

 

決して納得できるものではありません。

 

 

それでも自分の何が悪かったのかを最後にまとめていきたいと思います。

 

 

 

(1) 外部者は認められない?

 

自分は埼玉県の出身ではありません。そのため合格ができなかったのではないかと思います。

 

 

しかしながら、埼玉県の評価基準には幅広い人材を集めるとの記載がありますので一概にはわかりません。

 

 

 

採点の基準は記載がないので、部外者の点数を意図的に低くすることは可能です。

 

 

 

(2) 個人面接での態度

 

個人面接で一つ引っかかっているのは、

 

 

「教育において大切なことは他にもあると思うのですが」

 

 

と聞かれた際に、

 

 

「教科教育だと思います」

 

 

と答えたことがあります。

 

 

きっと面接官の方は教科教育よりも大切なことがあると思ったのかもしれません。

 

 

私の力不足のために需要に応えられなかったのではないかと反省しています。

 

 

 

(3) 集団討論での役割について

 

先にも少し触れましたが、集団討論での役割が適していなかったのもあるかもしれません。

 

 

自分を含め、討論のメンバーは8人中6人が合格しています。

 

 

つまり、他の人の役割よりも自分の役割が満ち足りなかったのでしょう。

 

 

タイムキーパーや、ムードメーカーは埼玉県には求められていないのでしょう。

 

 

特にムードメーカーがいらないというのは大変に特徴的です。

 

 

別に輪を乱したわけでもなく、最終的に討論はまとまった上、終わった後も他のメンバーと楽しく談笑しながら帰ることができたので間違ってはいなかったと思っています。

 

 

しかしながら埼玉県にはいらないとのことで、今後受験される方はポーカーフェイスで臨めば受かるのではないかと思います。

 

 

 

4 言いたいことを主観的に言う項目(苦手な方は見ないでください)

 

 

今回の結果は非常に悔しいです。

 

 

正直自分への自信をなくすほどに低い評価で、ただコロナの危険に犯されに行ったぐらいの結果になってしまいました。

 

 

来年教員採用試験を受けるのかもわかりません。

 

 

それほどに酷いものです。

 

 

さらに、教職大学院生としてこの結果というのは、恥さらしもいいところです。

 

 

教員になるために学んできたにもかかわらず、それが全く生かされていないというのはすべての人に申し訳ないほどです。

 

 

指導いただいた先生、教授、またボランティアでお世話になっている学校やそこの子供に対してもここまで教員不適格な自分が入っていたということが申し訳なく思います。

 

 

明日以降どう過ごせばいいのか、どんな顔をして登校すればいいのか、悩んでしまいます。

 

 

5回目の不合格ですが、今までで最も低い評価でした。年々悪くなっています。

 

 

私は今後どうすればいいのでしょうか。

 

 

人によってはもっと落ちているという人もいるかもしれませんが、下を見ても仕方ないのは自明でしょう。

 

 

私がそう言った何年も落ち続けている人と同じだとは思いたくありません。プライドがあります。

 

 

ここまで落ち込んでいる自分に、少しでも暖かいお言葉をいただける人がいればぜひコメントをいただけると助かります。

 

 

現状立ち直ることができません。

 

 

こうして文字で吐き出すことで幾ばくか楽になり、自ら命を立つことを防げれば幸いに思います。

 

 

よろしくお願いします。

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初出掲載:2020年8月30日