現役小学校教諭の日常

現役小学校教諭の「M」が、実際の講師生活について書いていきます。

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埼玉県の教員採用試験2次の結果が出たのでレビューしてみた

ご無沙汰しております。

 

先日埼玉県の教員採用試験の結果が公開されました。

 

 

私も受験したのですが、結果は不合格でした。大変に残念です。

 

 

せっかくなので具体的にどのように評価されているのかを結果通知をもとに見ていきたいと思います。

 

 

今後受ける方は参考にしていただけたらと思います。

 

 

ではいきましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1 試験の内容は?

 

 

まず試験の内容は三つの内容からなります。

 

 

・個人面接

・論文試験

・集団面接

 

 

です。

 

 

ちなみに私はそのうち二つで半分を下回る点数でした。

 

 

一つ一つ見ていきましょう。

 

 

(1) 埼玉県の個人面接

 

まずは個人面接です。

 

 

はじめに場面指導を演じるフェーズがあり、そのあと2人の面接官から質問をされる形です。

 

 

場面指導については、3分間耐え切るというのが基本のようです。

 

 

その後の質問については、面接官に役割があるようです。

 

 

1人は圧迫を演じ、もう1人は目を合わせながら対応してくれる面接官です。

 

 

もちろん人によって対応を変えているのかもしれないので一概には言えませんが、私の場合はあからさまな圧迫面接でした。

 

 

また、部屋の外から声が漏れ聞こえるのも特徴の一つです。

 

 

前の受験者の評価が多少聞こえてくるのです。

 

 

これはわざとそうすることで後の受験者へのプレッシャーを与えているのだと思います。

 

 

実際とても緊張したので効果的なのでしょう。

 

 

 

(2) 埼玉県の論文試験

 

論文試験はいわゆる小論文を求められます。

 

 

5行程度の問題に対して800字〜1200字程度の回答を求められます。

 

 

基本ができていれば点数が取れると聞いていたので、基本を抑える練習をしていましたが、2割程度の点数しかとることができませんでした。

 

 

評価基準について公表していないので、どのように採点しているのかわかりませんが、私の文章が余程不適合だと判断されたのでしょう。

 

 

他の試験に比べて配点が少ないので、ここに重きをおいて対策する必要はなさそうです。

 

 

 

(3) 埼玉県の集団討論

 

集団討論は8人1組での討論です。1人×5分の時間を与えられてお題に対してまとめていくことが求められます。

 

 

私はタイムキーパーを担当し、かつ場を和ませることに終始し、笑顔を導き出したのですが、半分も点数がもらえませんでした。

 

 

ここから、真面目な人材を求めているのが見て取れます。

 

 

楽しくお話をしようという態度は低評価につながりますので、きっと埼玉県の職員室は笑顔が一つもない環境なのでしょう。

 

 

そう言ったことが垣間見えるのも教員採用試験のいいところです!

 

 

 

 

2 総合評価について

 

 

総合評価は2Aから2Eまでの5段階で評価がされます。

 

 

自分はもちろん一番下の2Eです。

 

 

全得点を足すと240点満点で、私はその半分にも達していないため、それも納得です。

 

 

 

 

 

3 教職大学院生の所見

 

 

今回の結果は非常に残念なものです。

 

 

決して納得できるものではありません。

 

 

それでも自分の何が悪かったのかを最後にまとめていきたいと思います。

 

 

 

(1) 外部者は認められない?

 

自分は埼玉県の出身ではありません。そのため合格ができなかったのではないかと思います。

 

 

しかしながら、埼玉県の評価基準には幅広い人材を集めるとの記載がありますので一概にはわかりません。

 

 

 

採点の基準は記載がないので、部外者の点数を意図的に低くすることは可能です。

 

 

 

(2) 個人面接での態度

 

個人面接で一つ引っかかっているのは、

 

 

「教育において大切なことは他にもあると思うのですが」

 

 

と聞かれた際に、

 

 

「教科教育だと思います」

 

 

と答えたことがあります。

 

 

きっと面接官の方は教科教育よりも大切なことがあると思ったのかもしれません。

 

 

私の力不足のために需要に応えられなかったのではないかと反省しています。

 

 

 

(3) 集団討論での役割について

 

先にも少し触れましたが、集団討論での役割が適していなかったのもあるかもしれません。

 

 

自分を含め、討論のメンバーは8人中6人が合格しています。

 

 

つまり、他の人の役割よりも自分の役割が満ち足りなかったのでしょう。

 

 

タイムキーパーや、ムードメーカーは埼玉県には求められていないのでしょう。

 

 

特にムードメーカーがいらないというのは大変に特徴的です。

 

 

別に輪を乱したわけでもなく、最終的に討論はまとまった上、終わった後も他のメンバーと楽しく談笑しながら帰ることができたので間違ってはいなかったと思っています。

 

 

しかしながら埼玉県にはいらないとのことで、今後受験される方はポーカーフェイスで臨めば受かるのではないかと思います。

 

 

 

4 言いたいことを主観的に言う項目(苦手な方は見ないでください)

 

 

今回の結果は非常に悔しいです。

 

 

正直自分への自信をなくすほどに低い評価で、ただコロナの危険に犯されに行ったぐらいの結果になってしまいました。

 

 

来年教員採用試験を受けるのかもわかりません。

 

 

それほどに酷いものです。

 

 

さらに、教職大学院生としてこの結果というのは、恥さらしもいいところです。

 

 

教員になるために学んできたにもかかわらず、それが全く生かされていないというのはすべての人に申し訳ないほどです。

 

 

指導いただいた先生、教授、またボランティアでお世話になっている学校やそこの子供に対してもここまで教員不適格な自分が入っていたということが申し訳なく思います。

 

 

明日以降どう過ごせばいいのか、どんな顔をして登校すればいいのか、悩んでしまいます。

 

 

5回目の不合格ですが、今までで最も低い評価でした。年々悪くなっています。

 

 

私は今後どうすればいいのでしょうか。

 

 

人によってはもっと落ちているという人もいるかもしれませんが、下を見ても仕方ないのは自明でしょう。

 

 

私がそう言った何年も落ち続けている人と同じだとは思いたくありません。プライドがあります。

 

 

ここまで落ち込んでいる自分に、少しでも暖かいお言葉をいただける人がいればぜひコメントをいただけると助かります。

 

 

現状立ち直ることができません。

 

 

こうして文字で吐き出すことで幾ばくか楽になり、自ら命を立つことを防げれば幸いに思います。

 

 

よろしくお願いします。